個人型確定拠出年金 iDeCo
2016/12/19 税務
今年も残り10日となってしまいました。年末年始のご予定はお決まりでしょうか?
この時期の税理士事務所の業務と言えばやはり年末調整です。給与では概算で所得税を徴収します。
収入や扶養親族、保険などを考慮し正しい税額を計算する作業が年末調整です。
そんななか最近注目の個人型確定拠出年金についてお話をしたいと思います。
個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)とは、公的年金に上乗せして給付を受ける私的年金の一つです。基礎年金や厚生年金に確定拠出型年金を加えることで、より豊かな老後を過ごす事が可能となります。さらにiDeCoには税制優遇措置が設けられています。
iDeCoの税制優遇措置
①掛け金は全額所得控除・・・新個人年金保険は40,000円 旧個人年金保険は50,000円が所得控除の限度額とされている事を考えるとiDeCoへの掛金は現役時の節税となります。
②運用益kも非課税で再投資・・・通常、金融商品の運用益は税金がかかりますが、iDeCoの運用益は非課税です。
③受け取りの際も税制優遇措置あり・・・一時金として受け取るのであれば退職所得控除、年金として受け取るのであれば公的年金控除を受ける事ができます。
iDeCoは平成29年1月から、専従主婦、公務員の方も含め60歳未満のすべての方が利用できるようになりました。
iDeCoの特徴は自分で運用方法を選べることです。取扱い金融機関が様々な運用商品を提示しています。自分に最も合うものを検討してから加入しましょう。
監査部2課
尾方 鼓